土田ヒロミ ヤノベケンジ 栗林隆
不可視への眼差し / Rays out of Sight — Art and Radiation, A visual chronology since 1945(仮)
2025年7月24日(木)-10月5日(日)
Serge Clément《Volée》Montréal, Québec, 2017
プレスリリース
Press release
展覧会ステートメント/会場マップ
Exhibition statement/map
不可視への眼差し / Rays out of Sight — Art and Radiation, A visual chronology since 1945(仮)
会 期|2025年7月24日(木)-10月5日(日)
会 場|MOMENT Contemporary Art Center
時 間|11:00 ‒ 19:00 *7月24日(木)のみ14:00 ‒ 19:00
主 催|MUZ ART PRODUCE
特別協力|一般財団法人森記念製造技術研究財団
入場料|無料
オープニングレセプション|7月24日(木)14:00 ‒ 19:00
MOMENT Contemporary Art Centerでは、2025年7月24日(木)から10月5日(日)にかけて土田ヒロミ、ヤノベケンジ、栗林隆によるグループ展「不可視への眼差し / Rays out of Sight — Art and Radiation, A visual chronology since 1945(仮)」を開催いたします。本展では、原爆投下から80年となる今年、1945年以降被爆国としての歴史を持つ日本において、アーティストたちが放射線という主題にいかに向き合い、その影響をどのようなかたちで表現してきたのかをご紹介します。
土田 ヒロミ
1939年福井県南条郡堺村(現・南越前町)生まれ。1963年、福井大学工学部卒業後、ポーラ化粧品本舗に入社。1964年、東京勤務を機に東京綜合写真専門学校研究科で学ぶ。1966年、同校卒業。1971年、独立し写真家の道を選ぶ。同年、「自閉空間」で第8回太陽賞受賞。1976年ごろから開始した「ヒロシマ三部作」は『ヒロシマ1945-1979』(朝日ソノラマ、1979年)、『ヒロシマ・モニュメント』(冬青社、1995年)、『ヒロシマ・コレクション』(NHK出版、1995年)として刊行され、現在に至るまで広島の撮影を続けている。1984年、第40回日本写真協会年度賞、1987年、第3回伊奈信男賞を受賞。2008年、「土田ヒロミのニッポン」(東京都写真美術館)により第27回土門拳賞受賞。1992年から96年まで東京綜合写真専門学校校長を務める。2000年から13年まで大阪芸術大学写真学科教授。主な写真集に『俗神』(オットーズ・ブックス、1976年)、『砂を数える』(冬青社、1990年)、『新・砂を数える』(冬青社、2005年)、『BERLIN』(平凡社、2011年)、『フクシマ』(みすず書房、2018年)、『Aging』(ふげん社、2022年)など。東京都写真美術館、東京国立近代美術館、ボストン美術館、テート・モダン、カナダ国立美術館、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、ポンピドゥー・センターなどに作品が収蔵されている。
ヤノベケンジ
1965年大阪府生まれ。現代美術作家。1990 年、瞑想装置《タンキング・マシーン》でデビュー。「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機械彫刻を制作。1997 年より放射線感知服《アトムスーツ》を着用し、チェルノブイリ(チョルノービリ)などを訪れる《アトムスーツ・プロジェクト》を敢行(〜2003年)。2011 年、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作。3体のうち1 体が茨木市(大阪)に恒久設置される。2017年、福を運ぶ旅の守り神《SHIP’S CAT》シリーズの制作を開始。2021 年、大阪中之島美術館に《SHIP’S CAT (Muse)》が恒久設置される。
栗林隆
1968年、長崎県出身。東西統合から間もない1992年よりドイツに滞在、その頃より「境界」をテーマにドローイング、インスタレーション、映像など多様なメディアを使いながら作品を発表。現在は日本とインドネシアを往復しながら国際的に活動する。近年では、個展「栗林隆:Roots」(神奈川県立近代美術館、2024)、ドクメンタ15(ドイツ、カッセル、2022)、瀬戸内国際芸術祭2019、「Enfance/こども時代」展(パレ・ド・トーキョー、パリ、2018)などに参加。2020年の下山芸術の森 発電所美術館(富山県)の個展から《元気炉》シリーズに取り組み、《元気炉ー六号基 大谷》(栃木県宇都宮市、2024)が常設作品として稼働中。
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